駅の列車接近情報表示を、全駅について、駅外でも閲覧可能にする。
サイトにて、接近情報を知りたい駅と、どの方面の駅へ行きたいかを選択するだけ。マニュアル無しでも使える明解さを重視。
また後述の理由により、設置も保守も非常に簡単。一式をコピー後、少々の設定をするのみ、コンパイル不要。環境の違いに悩まされることなく殆どのサーバーで動作。
利用者は秒単位の正確な情報を求めるため、最大限新しい情報の表示が望まれます。しかし頻繁な情報更新はシステムやネットワークに負荷を与えるため、制約があります。そこで本作品は、今表示している情報の鮮度を併記することで双方を両立。
上記機能により、利用者は表示されている時点の情報の先を予測することが可能。
高い公共性を求められるシステムには、数十年単位で長期間安定運用できることが重要視されます。そこで本作品はUNIX哲学に基づく設計思想に倣い、「枯れた技術」だけ用いて制作。
サーバー上では一部を除き、シェルスクリプトとPOSIX範囲のUNIXコマンドのみ利用し、更にデータベースミドルウェア不使用。多くのアプリケーションにありがちな「サポート打ち切りで利用ソフトのバージョンを上げざるを得ない」、「バージョンを0.1上げたら正常に動かなくなった」等の問題はほぼ無縁。
クライアントにもjQueryなど長期サポートの不確実なライブラリーは(短寿命のIE8対応目的以外に)一切用いず、W3Cで勧告されるに至ったJavaScriptのみ利用。
つまり本作品は、10年、20年後もあるであろうUNIXやHTMLと同等の製品寿命確保を最重要視しています。そのうえ単純・軽量なため、保守や他システムとの結合が容易等の副次的特長も併せ持ちます。